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コラム

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『調剤薬局・ドラッグストア』で働く薬剤師についてくわしく

  • 2018.07.11
  • カテゴリ:

今回は “調剤薬局・ドラッグストア” で働く薬剤師について、前回に続いてもう少し詳しく紹介いたします。

そもそも “調剤薬局” って?

「調剤薬局」とは、保険指定を受けた薬局であり、正確には「保険薬局」といいます。

薬剤師が「健康保険法」に基づく療養の給付の一環として、保険調剤業務を取り扱う薬局のことをいい、医師が処方する処方箋(しょほうせん)に従って、薬剤師がお薬を調合し患者さまにお薬をお渡しするための薬局です。
※こちらでは、なじみのある「調剤薬局」で記載します

「調剤薬局」の成り立ちとしては、医師と薬剤師がそれぞれの専門分野で業務を行うことで、より安全・より効果的な薬物療法を行っていくことを目的とした“医薬分業”の推進により、以前は病院やクリニックなどの診療施設内で行われていたお薬の調合を独立した「調剤薬局」で行うようになりました。

医師の処方の後さらに薬の専門家である薬剤師が調剤業務から服薬指導まで行うことで、薬剤関連の医療過誤を予防するなど、安全性や医療の質の向上を図ることが可能となります。

調剤薬局の薬剤師の仕事はこんな仕事

調剤薬局は、医師の処方箋(しょほうせん)に基づき、薬剤師がお薬を調合し患者様にお薬をお渡しします。

その仕事をする上で、法律で規定されている以下の責務があります。

・患者の療養上、妥当適切な調剤並びに薬学的管理及び指導を行うこと
・調剤を行う場合に、患者の服薬状況および薬剤服用歴を確認すること
・処方医が後発医薬品への変更を認めているときは、患者に対して後発医薬品に関する説明を適切に行うとともに、後発医薬品を調剤するよう努めること
・薬価基準収載医薬品以外の医薬品の調剤の禁止(評価療養に係るものを除く)
・調剤に当たって健康保険事業の健全な運営を損なう行為を行わないこと
・調剤録への必要事項の記載
・療養の給付に関する費用の請求が適正なものとなるようにすること

上記に沿った主な仕事の内容としては・・・

患者様ごとに薬歴(お薬のカルテ)を作成し、重複投与や飲み合わせ、症状に合ったお薬であるか、副作用は出ていないかなどをチェックして安全に安心して服用できるように飲み方や使い方を説明し、患者さまの相談に応じたりする
といったことが主な業務の内容となります。

そしてもう一つの大切な仕事として 「薬剤の発注、検品、入庫」といった作業があります。
薬局には毎日たくさんの医薬品が業者から届けられます。その薬がちゃんと注文通り届いているかなど検品し、棚や倉庫に入庫するのも調剤薬局で働く薬剤師の仕事のひとつです。

「ドラッグストアの今」と「ドラッグストアで働く薬剤師のメリット・デメリット、やりがい」について

ドラッグストアでの薬剤師の仕事内容は、調剤薬局の業務に比べると専門的な仕事以外にも幅広くお仕事をしていくことになります。

主な仕事内容は以下のようになります。

・医薬品、健康食品、サプリメントの販売 ・お客様の症状、要望、体質に合う医薬品のアドバイス ・レジ業務 ・品出し ・受発注業務

といった、基本的に調剤業務意外の業務が中心となります。

ただ、調剤薬局が併設されているドラッグストアの場合は
処方箋に基づいた薬の調合、お薬に関するカウンセリングなどの業務がメインとなることもあります。

それでは、実際にドラッグストアで薬剤師として働くやりがいやデメリットはどういったものでしょうか?


<やりがい・メリット>

病院や調剤薬局の薬剤師は処方箋どおりの調剤が基本ですが、ドラッグストアでは自分の知識と経験からお客様に合った市販薬やサプリメントを選定しアドバイスをする必要があります。
市販薬やサプリメントに対しての知識を身に着けようと向上心が生まれ、提案力も身に付きます。

そして、外国のお客様の来店が多い店舗もありますので、英語や韓国語など、語学力が活かされる場面もあります。


<デメリット>
店舗によっては、市販薬以外の生活雑貨や日用品・食料品の品出し・商品陳列など、力仕事や雑務が加わることもありますので体力勝負だったり、ルーティン化しやすい業も多いため、薬剤師としてのスキルアップを求める場合には物足りなさを感じるかもしれません。

そして、ドラッグストアは薬剤師がいないと販売ができない医薬品も取り扱っていますので、薬剤師の人出が足りない店舗では休日の調整に苦慮するということもあり得ます。

調剤薬局のこれから

数年前から、患者さまに担当となる薬剤師を指名していただき毎回同じ薬剤師が患者さまの「かかりつけ薬剤師」として担当する “かかりつけ薬剤師” の制度がスタートしています。

その制度により、患者さまとのつながりが密になり、調剤薬局の薬剤師が今まで以上に患者さまの治療に深く関わるようになってきているといえます。


<「かかりつけ薬剤師」の主な役割とは?>

・薬の服用状況の把握
患者さまが医療機関や薬局で受け取った薬や購入した市販薬やサプリメントなどを把握し、重複処方されていないか、薬同士や薬とサプリメントなどの飲み合わせなどの判断、アドバイスをします。

・体調の把握、薬の管理指導
薬の服用効果や体調の変化を把握し、自宅に余っている薬がある場合は薬局にお持ちいただき次回の処方量調整の提案を行います。
体調面で気にかかることがあった際は必要に応じて医療機関へ連絡することも。

・夜間、休日も対応
患者さまのお薬の服用状況をよく把握しているかかりつけ薬剤師として、薬の服用に関する疑問やご相談などに、薬局が閉まっている時間帯も対応します。
通常勤務の薬剤師と比べると、一番大きな変化を感じる点かもしれません。
※薬剤師自身の仕事が休みの日も24時間対応をするわけではなく、夜間・休日の担当となるシフトの日に、自身の担当患者さまや他の薬剤師が担当をしている患者さまからの問合せに対応をします。


これからの調剤薬局は、より患者さまに近い位置で薬剤師ひとりひとりが薬の専門家としての知識を活かすことで、病気の回復や日常生活の質の向上に関わっていることを実感できる場所になっていくのではないでしょうか。
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