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コラム

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『薬剤師』といっても働く場所によって全く違う仕事の内容、そしてやりがいは?

  • 2018.06.22
  • カテゴリ:

薬剤師と聞くと、自分が小さい頃からお世話になっているかかりつけ医院近くの調剤薬局を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は働く場所が幅広くある薬剤師。

今回は、薬剤師として働ける色々な場所やそれぞれの内容についてご紹介します。

薬剤師として働ける場所は様々!それぞれの違いは?

まずは、薬剤師として働ける場所はどんな場所があるのか。
薬剤師の主な働き先をご紹介します。


◇調剤薬局や病院
医師が処方した処方箋に基づき薬を調合し、直接患者さんに薬を手渡しすることも。
総合病院や入院設備のある大きな病院では、外来だけではなく入院中の患者さんに対しても薬を調合します。

◇ドラッグストア
近年、チェーン展開しているドラッグストアが急増。
通称/薬事法では、市販薬の中でも「第一類医薬品」を販売する場合は薬剤師の常駐が必要と定められたため多くの薬剤師がドラッグストアで活躍しています。
ドラッグストアでは処方薬の処方、第一類医薬品の提供、という薬剤師としての仕事以外にも、品出しや在庫管理、レジ打ちなどの諸業務もあり体力勝負というのが実情のようです。


◇新薬や新商品の研究開発や情報提供を行う製薬会社や化粧品会社
難病治療のための新薬の研究・開発や、あらゆる薬の最新の情報を病院などに提供する薬剤情報提供者(MR)という仕事があります。
さらに、薬学の知識を生かして化粧品会社で新商品の開発に携わることもできます。

<調剤薬局>で働く薬剤師について(やりがい/大変なこと)

調剤薬局での薬剤師の主な業務は、“調剤業務”“服薬指導”“薬歴管理”の3点となります。

・調剤業務
各医療機関の医師が出す処方箋をもとに、患者さんへお渡しする薬を調剤する業務です。
・服薬指導
薬の服用方法や効能、保管方法を説明したり、時には病気予防に有効な生活習慣や薬の情報を提供したりもします。
また、患者さんとの会話の中から収集した生活習慣などを医師にフィードバックする業務もあります。
・薬歴管理
患者さんのお薬の副作用情報など、薬の服用歴を管理する業務です。


調剤薬局では、薬剤師が直接患者さんに接しながらお薬の提供を行うため、何と言っても“患者さんとコミュニケーションがとれること”が一番の魅力ではないでしょうか。

慢性疾患の患者さんとは長いお付き合いになることも多いため、自分が担当している患者さんの調子が調剤したお薬によって回復していく姿を見られるのは、調剤薬局の薬剤師ならではのやりがいではないかと思います。


一方、患者さんと直接コミュニケーションを取れる環境が時には大変だと感じてしまうことも。

薬剤師は医師が処方した処方箋通りに決められた薬剤・分量を守る必要がありますが、中にはご理解いただけず、「もっとたくさん出しといて」「これじゃなくて●●って薬が良い」など、どうにもできない要望を言われてしまったり、なかなかコミュニケーションの取れない患者さんもいます。

そういった患者さんの話しっかりと聞きながら、安全に薬を服用していただくために薬剤師を信頼してもらえるような対応を常に心がけていくことが調剤薬局の薬剤師には必要です。

最後にもう一つ、調剤薬局で働く薬剤師のメリットとして「比較的働く時間が選びやすいこと」があります。
調剤薬局やドラッグストアからの薬剤師求人には、一日数時間~ 週数日~ など、パートタイムでの求人が多くあります。
資格は持っているけどフルタイムでは働けない…という方にとって、自身の生活に合わせた働き方ができる場所ではないでしょうか。

<ドラッグストア>で働く薬剤師について(やりがい/大変なこと)

ドラッグストアで働く薬剤師のポイントとして、“様々なOTC薬の知識が得られる“こと、そして、その知識を活かし“薬剤師自身の判断で患者さん(お客様)の症状に合ったOTC薬を選んであげられる“こと、の2つがあります。

ドラッグストアには、普段は医師が処方したお薬を飲んでいる方が、頭痛や風邪などの症状でOTC薬を購入しに来るケースがあります。
そういった方に対しては、服用中のお薬との飲み合わせや副作用が出ないかどうかなども考慮し適切なOTC薬を選び説明してあげることが非常に大切になってきます。


服用中の薬によっては、OTC薬を飲むことが適さない方もいらっしゃるため、その事についてお客様が納得していただけるよう説明し、OTCを売らないという判断・誘導も時には必要になります。


こういった点は調剤薬局とは違い大変な部分でもありますが、実際におすすめした商品を買って帰られたり、お礼を言われたりする事で薬剤師としてのやりがいを直接感じられる職場ではないでしょうか。

<病院>で働く薬剤師について(やりがい/大変なこと)

病院で働く薬剤師は、外来患者さんに提供する薬剤だけではなく入院中の患者さんに対しても調剤ができるのが特徴の一つです。

入院中の患者さんのカルテが共有できることで、処方箋のみから患者さんの病状を予測するのではなく、なぜこの患者さんにこの薬が出されているのかを確認でき、病状や症状、患者さんの体調などもよくわかるので薬剤師としての知識にもつながります。
さらに、院内のカンファレンスや勉強会など、勉強になる機会も多く、医師や看護師に薬剤師から新薬の説明をすることもあるので学んだことが生かせているという実感が湧き、常に向上心を持って仕事に臨めます。


そして…
医師や看護師などの他業種の集まりで成り立つ「病院」という組織。そこには、それゆえの大変さもあります。

~病院の薬剤部勤務の大変だと思う事~
・医師や看護師と意見が合わない
・夜勤や当直もあり家庭との両立が大変
といった大変さがあります。

自分の経験で得てきた薬剤の知識と医師からの意見が違うこともあり、そんな時にはチーム医療であることの大変さを感じることもあります。
そして、24時間体制の病院には当然ですが「夜勤・当直」があります。
夜中の当直の際には幅広い知識と迅速な対応が求められ、迅速・適格な対応をしないと患者さんの治療に影響しますので非常に緊張感の高い職場といえます。

<製薬会社>で働く薬剤師について(やりがい/大変なこと)

薬剤師の資格を取得し、調剤薬局やドラッグストア、病院以持する企業・事業所にて、薬事法に定められた医薬品の管理をします。
・情報提供
社内外からの自社既存商品に関する専門知識を伴う対応や、新商品開発自の戦略立案に必要な情報提供など。
・臨床開発
各種治験の担当として、治験施設選定、契約、モニタリングなどの関連業務や、症例報告書のチェックや手続きなどを行います。
・治験コーディネーター
患者の症例登録や治験報告書等の作成をサポートします。
・創薬研究
新薬の研究や治験に関わる業務を行います

上記のように、製薬会社や治験関連の企業で働く薬剤師の仕事は多岐に渡ります。
そして、どんな時にやりがいが感じられるのか?というと…

・自社の薬が患者さんの治療に役立ち、病状の回復につながる
・医薬研究の最前線で働くことができ最新の知識が得られる
・開発に携わったOTC薬の認可が下りたとき

医師から自社の新しい薬が認められ使ってもらうことができたときや、市販されている自社薬を手に取るお客様を見かけたときなど、「薬の開発に携わっている」と実感できることこそが製薬会社に勤める薬剤師が一番嬉しく、自身の仕事を誇りに思える瞬間ですね。

ですが、やりがいが大きい仕事ほど、目標を達成するまでの途中の段階には大変なことがたくさんあります。

苦労して開発した薬の認可が下りなかったり、治験時薬の効果が思ったように出ない、など。

新しい薬を病院で使ってもらえるようになるまでには、担当の医師との信頼関係を築くことから始まります。
担当医師の空き時間を待つ時間もかなり多く、待っても会えないこともしばしば。営業としての仕事の比重も多く、そんな時につらさを感じる事も多いようです。
薬剤師は、働く場所・勤め先によって業務内容や環境は様々です。
その中から薬剤師の資格を生かして自分に合ったもの、目指すもの、に近い職場を選ぶことができ、将来的には自信で薬局を開業することもできます。

そして調剤薬局の欄でも述べましたが、資格を持っていることで復職や転職がしやすい面もあり、結婚・出産などでブランクや生活スタイルの変化があってもそれに合った働き先を見つけやすいため女性にとって魅力のある職業といえます。
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